INTERVIEW[ 2019.05.31 Released ]

【第4回】会員様インタビュー マーケティング・デザイン・ハウス 巽様

Busico.会員様インタビュー第4弾は、Busico.バーチャルオフィス(梅田)を長年ご利用いただいている『マーケティング・デザイン・ハウス』の巽 有資さん

た:巽様 B:Busico.

B:今日は宜しくお願い致します。

た:宜しくお願い致します。

自己紹介をお願いいたします。

た:弊所はマーケティング・デザイン・ハウスと申します。私が代表をしております、

巽 有資(たつみ ゆうすけ)といいます。

B:最初は新大阪からスタートされたとのことですよね。

た:はい、2007年に設立したのですが、最初は東京も視野に入れた営業を考えていたので、新大阪を拠点としていました。

B:2007年だから、10年以上前ですね。

た:はい、それくらい前です。

B:本日に至るまでの経緯を教えていただいてもよろしいですか。

た:私自身は前職でもマーケティングのコンサルなども行う市場調査会社でおりました。しかし、当時は、それまでのマーケティングでは、説明の付かないような現象がいろいろ起こっていました。いい例が、ゲーム機で言うと、プレステ全盛時代のNintendo64やWiiの登場です。しばらく経ってからは、通信機器では、ガラケー全盛時代のiphoneなどのスマホの登場です。どれもそれまで見たことのない商品の出現によって、勢力図が短期間でガラリと変わりましたよね。私も会社員時代から、このような事例を見るにつけ、これまでのマーケティングでは、説明しきれていない現象が起こっていることを薄々感じていました。また当時勤務していた会社の部署もガクンと業績が落ち込みつつありました。マーケティングを看板に掲げている企業でさえ、方針を間違えると、そのような状況でした。そうして、ちょうど弊所を設立したのと同じ2007年に、アメリカマーケティング協会で、マーケティングの定義が最新のものに改訂されます。つまり、今から思うと2000年~2010年の時期は、それまでのマーケティングの定義では、説明できない現象が実際起こっていたことをアメリカマーケティング協会も改訂という形で認めた過渡期だったと思っています。そこで個人的に試みたい手法もあり、2007年に個人事業として市場調査の事務所を設立するに至りました。試みたい手法というのは、「閉塞感のある現状を打破するための市場調査手法」です。当初、青写真を描いていただけの状態で設立しましたが、その手法をマーケティング・リサーチならぬマーケティング・デザインと呼称していました。その基本フレームが2010年にくらいに整い、ちょうどその頃、弊所の進めるマーケティングに関して関心を持って頂けた大手リテール業様とお取引ができました。しかも、いきなりその企業様が調査実施から半年後に大きな成果を残されました。今はメーカー様もございますが、サービス業を中心に、市場調査事業をしております。

B:ご自身がいろいろなところに赴いて調査員みたいなことをされることもあるのですか?

た:覆面調査みたいなことはしていませんが、インタビュー調査は、外注はせず、主に私がすることになっています。事前にその進め方を、クライアント企業様に市場調査の企画として提案したり、あるいは、逆に顧客である企業様からの企画案を拝見する場合もあります。そうして、打ち合わせに入り、「こんな市場調査をしましょう」ということで、具体的に内容とプランを練っていったりします。

B:今、調査ということをお伺いしたのですが、マーケティング・デザイン・ハウスさんの事業の柱というのは?

た:弊所の事業の一番の中心柱は、売上の8割を占めるインタビュー調査です。通常インタビュー調査というと、グループインタビューや、あるいは、単にQ&Aだけに思われる方もいるかもしれませんが、弊所では、主に1対1の対面形式を中心に、Qに対するAの真意を深く掘り下げて考えていったり、あるいは、Aに可視化を試みるようなQを行います。とにかく一人の回答者からじっくりお話しをお伺いし、そこから事業アイデアとして実現できそうなネタを抽出するサービスをします。

B:抽出するサービスとは、具体的にどういったことをされるのですか?

た:例えば、ある宿泊施設の口コミで、「食事の評価が高く宿泊しましたが、確かに夕食はお刺身が豊富で大満足でした。ただ、トイレの掃除で気になる所があったので、掃除を徹底してほしい。」という意見があった場合、この回答への対策として、短所に関しては早急に改善する必要はあります。しかし、事業として磨かねばならないは、トイレではなく、長所のより一層の研究開発です。元々お客様から評価されている強みがあるわけですから、そこに磨きをかけていきます。ここでは、「お刺身の豊富さ」とは何を意味しているのかを考えるわけです。その対象であるお刺身だけでなく、それを食するお客様が良いとする個人的理由やその背景を探っていき、その良いと心に響く接点を探り、見える化していくことで、今ある商品・サービスで十分なのか、他に何かできることはないか、あるいは今ある技能をもっと高めていくことはできないか、このお客様だけにしか響かない自社のサービスなのか、という観点からクリエイティブな考察を加え、後々の事業戦略につなげていくわけです。基本的には、このようなインタビュー調査の企画、インタビューフロー、報告書にまとめるというところまで、ご提供させていただいております。しかし、企業様によっては、インタビュー調査結果から得た情報を元にアイデア抽出のサポートまでをご要望頂くこともあり、ワークショップ形式で実施しております。

B:そのワークショップの参加者というのは依頼をされた企業さんで構成されるのですか?

例えば企画部門の5人1チームという感じでしょうか?

た:はい、主にそうですね。規模的にもそんな感じです。部署を隔てる場合もございます。ただし、先ほど紹介したリテール業様の事例のような成功を保証するものではありません。しかし、そういうアンテナを持っておくことで、ビジネスのネタが転がり込んで来た時に俊敏に対応できると思うんです。逆にそういうアンテナを持ってないと、キラリと光るものを見ても、見す見すスルーしてしまう可能性が高くなるとも思います。

B:他に事業はございますか。

た:オーダーメイド集計サービスもしています。これは主には企業様がアンケートを取ってきたデータの集計業務なのですが、ネットでの無料集計サービスシステムと違い、細かな対応もさせて頂くことができます。例えば、男女別(男性・女性)、居住地域別(関東・近畿)として質問項目のまま見ていたクロス集計データを、「関東男性・近畿男性・関東女性・近畿女性」と統合させて改めてクロス集計をかけたり、あるいは、「とても満足・まあ満足・どちらでもない・あまり満足ではない・まったく満足ではない」のデータを、「満足・どちらでもない・満足ではない」にデータ加工したり、あるいは5段階評価として点数化し集計する技術は、お家芸に近い部分もあり、事業メニューに組み込んでいます。細かな集計上のご要望にも対応できる点が強みです。アンケート以外にも社内にたまっているデータがあり、整理できていない場合などでも、集計により情報化すると役立つものがあるかもしれませんのでご相談頂ければと思います。営業日報なんかもやりようで情報化できるようにも思うので試してみたいですね。オーダーメイド集計サービスは格安サービスとして実施しているもので、名刺交換代りにぜひお気軽にご利用頂きたいサービスです。

あと、御社でも実施させて頂いているセミナーですね。これは、マーケティングのスタッフの養成を目指すマーケティングの入門講座です。つまり、マーケティングの初心者の方を中心に教科書レベルの概要を弊所の意見も交えながら効率的にお伝えするものです。その中では最後に簡単ではありますが、アンケートのつくり方や、集計情報の読み方などまで紹介しています。

B:他にも市場調査をされている会社様は大手から中小まであると思いますが、御社の一番の特徴は何でしょうか?

た:市場調査の業務として、調査をして終わりというのではなく、そこから見えてくるビジネスのネタを探し、活かすために、「次にどんなことしましょうか。アイデア出しもできますので。」というお話をクライアント様にできる点が特徴かと思います。

一般的に、企業様から調査を受託される我々のような市場調査事業者は、データ化、報告書化が仕事なのですが、そうなると市場調査事業者としての業務のゴールがそこになってしまいます。クライアントのゴールはまだ先にあるにも関わらず…です。私どもは、マーケティングって、それを使うクライアント企業の製品やサービスが売れなければ意味がない知識だと思うので、そこにクライアントと共にチャレンジするのは使命であると思っています。

B:調査を始める前の段階から結果(=売れること)考えていくということですね。

た:はい、逆算して筋道を探り、考察を加えていくということですね。

B:ありがとうございます。「マーケティング 売れなければ意味がない」は名言ですね。売れるようになりたいから、マーケティングの依頼や調査があると思うので、注目される分野ですよね。どんなジャンルの事業でも必要なことかと思います。

B:これまでは事業内容にフォーカスさせていただいたのですが、Busico.をお知りになった経緯や、なぜBusico.をお選びにいただいたかというところをお聞かせいただいてもよろしいですか。

た:まず、場所が非常にわかりやすい。「第4ビル」というだけで、皆来てくれる。

大阪市とその周辺エリア在住の方なら「4ビルの9階です。」で十分です。そういった立地条件ですね。あとは、価格ですね。お安く提供していただけるというので、そういった経緯で選ばせていただきました。

B:ありがとうございます。巽さんにとってBusico.のいいところはどこでしょうか。

た:そうですね。これは利用させて頂いている中で感じていることですが、御社の事業メリットがシンプルに伝わってくるというところが一番です。

た:事務所を検討している時は、いろいろ調べましたが、ビジネスの場という観点から内装空間の感じが良く、立地も便利な所にあり、価格もサービス体系も安くてシンプルというのが決め手で、2011年の11月か12月くらいに入会しました。その選択理由が利用させて頂いている中でも伝わってくるんです。これはソフト面が大きいと思います。

先ほど申し上げたのは主にハードの面ですが、こうしたサービス業ってハードと、さらにソフトがあって初めてなんぼのものだと思うんですよ。

やっぱり親切丁寧に対応していただいているなというのは、メールでこちらから問い合わせさせていただくとか、セミナーを開かせていただいたときもそうだったのですが、サービスとして手厚いなっていう印象は受けます。

B:そのように評価していただけて光栄です!

  Busico.コミュニティカレッジでも講師としてセミナーを毎年開催していただきありがとうございます。巽さんの「マーケティングセミナー」は私も以前受講させていただきました。すごく凝縮された内容で…私も大学でマーケティングを勉強したくて受講していましたが、その時の内容がたった2時間に凝縮されていて、しかもとってもわかりやすかったです。

た:凝縮しすぎかなとも思っていますが、制限時間もある話なので、

そこはご容赦頂きたい部分なのですが、そう言って頂いて、ありがたいです。

その他ご利用について

B:定期的に会議室をご利用いただいておりますが、いかがですか。

た:便利です。非常にありがたいです。普段の活動拠点は大阪の南の方なのですが、大阪に出てくるときに中継地点があると助かりますね。

た:あと東京も使わせてもらったことがあってですね。

B:銀座オフィスですか?

た:銀座です。実際にクライアントさん来られての打ち合わせをさせていただきました。

B:クライアントさんの印象はどうでしたかね?

た:その時は、バーチャルオフィスというのはあまり聞いたことなかったみたいなのですが、興味を示されてパンフレット結構取って行かれましたね。

B:有難いです~。Busico.は東京と大阪に拠点があって、会員の皆様はどちらの会議室もポイント内無料で使っていただけますので今後ともぜひご活用ください。

最後に

B:マーケティング調査というのは結構まじめな業界な印象があります。

た:そうなんですよね~。くだけたようなところもっともっと欲しいですよね。今の時代は無礼講で、アイデアを出し合って、新しい市場を作っていくことを加速的にしなければならないのですが、なかなか難しいですよね。実際、ひとつのヒットする商品・サービスのアイデアそのものを生み出すのはなかなか難しいことなのですが、しかしいきなりレベルの高いアイデアを出すことは不可能に近く、そこに至るまで、アイデアの量をとにかく出さないと進化などしようはずもありません。ただそこで「しょーもなー」とか「なに?それ!」など批判をしてしまうと提案を言葉で芽を摘むことになり、提案者が萎縮して次を言ってくれませんので、そこは大きな愛情を持って認め合うのが大切なんです。それなのに、「皆さん!今から頑張って、いいアイデア出しましょう!」って言いながら、知らず知らずのうちにプレッシャーをかけ、緊張させてしまっているような現状があります。

B:お仕事関係でお人柄がわかるようなエピソードがあればお聞かせください。

た:弊所のような提案は、ある意味斬新に考えて頂いている方もある一方で、それに懐疑的な方もいるんですよ。これは前の会社員時代から、これと戦っている感じはします(笑)ここでは、弊所の話にさせて頂きますが、新規営業で、とある企業様の会議に参加した時の話なのですが、弊所の提案が、またそういう方向で雲行きが怪しく話が進み始めた時がありまして、この時にその場で机を手で叩き、「やること決まってるじゃないですか!なぜやろうとしないんですか!」と多少大きめの声?で言って、お仕事を頂いたことを覚えています。当時、先方企業の社長様も弊所の提案にご関心があるようで、同席されていたのですが、その方の目の前でホントに、このような態度で、この言葉を、この通りに言ったんです。私は、成功失敗はともかく、できることをすべき状況でやらないのが好きではなく、前の会社でも似たような話もあるのですが、これもおもしろいので、聞きたければ、個人的に聞いて下さい。しかし、仕事で結果を出せたときは嬉しいですし、お客様にも喜んでもらえますし、いい関係が築けていくので、途中がどうこうよりも、やっぱりそこにこだわりたいですね。

B:数字がすべての分析の世界で、先ほど少しおっしゃっていましたけど、手段が目的になりやすい業界の中でも、こだわりがあり、そこが信頼できる人間関係、取引関係に繋がっておられるように感じます。

た:わざわざ起業して、仕事するのであれば、作業的な仕事をしたくて事業をしている人っていないと思うんですよね。みんなやっぱり、いい仕事したくて、世の中に対して成果を出したくて、事業をやっている人がほとんどかと思います。

B:巽さんにとって「いい仕事=『ありがとう』と喜ばれること」ですか?

た:そうですね。いい仕事は、実績にもなりますし。ブランド化され、信頼されることが大切ですよね。そこまでやりきれれば理想ですよね。

B:「またやろう」という原動力という感じでしょうか。

た:そうそう。エネルギー源です。

B:ありがとうございます。とてもいいお話を伺うことができました。これからもご活躍を応援しています!

た:こちらこそ、ありがとうございます。

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